マルチビューワ・MV-550
高画質ビデオ信号分割機
(“ALVIX” SDI Multi Viewer MV-550)
■最大48chのSDI入力信号を4系統の高解像度モニターに分割できます。
≫特長
- アルビクス・マルチビューワは、SDI信号を入力し、大画面・高解像度液晶ディスプレイなどに分割表示することができます。
- 48ch入力可能で、レイアウトが全く異なる分割画面を4系統出力します。
例えば、12分割画面を4系統出力することが出来ます。
- 入力段に48×48のMTXスイッチャーを搭載しますので、入力の48chは4系統出力のどこにでも出力することが出来ます。
また、1つの入力を分配し、複数の出力モニターに表示する事も可能です。
運用時に、入力チャンネルを入れ替える事も可能です。
※1入力を複数のモニターに跨いで表示することは出来ません。
- 入力は、SD/HD/3G-SDI(自動判別)で、混在可能です。
※3G-SDIは LevelA/1080p/4:2:2 対応。
- エンベデッドオーディオに対応し、最大8chのオーディオレベルバーを合成することができ、目視による音声の確認が出来ます。
- NTPサーバーまたはLTC入力が可能で、アナログ時計/デジタル時計表示を同時に表示可能です。
- レイアウトパターンは出力毎に8個持つ事が可能です。
- チャンネル名称は、シフトJISコード(第一水準)の文字が表示可能です。出力ユニットで合成します。
- 分割表示の他に背景画像表示やコメントウィンドゥ表示が有り、背景に静止画を登録・表示したり、コメントウィンドゥで文字やタリー等を自由に表示することが可能です。
- 外部制御はLANインターフェイスを装備し、アルビクスエラー装置と連動してエラーインジケータを表示する事が出来ます。
入力の信号状態(同期断、黒味、フリーズ、無音)などをSNMPトラップで通知することが可能です。
設定はTCP/IPで行います。
タリー点灯、文字表示などの制御用に接点入力(144接点)、RS-232C、RS-422を装備します。
- 電源はリダンダントでフロントメンテナンス可能です。
≫システム系統例
≫コメントウィンドゥ
入力コメントウィンドゥと出力コメントウィンドゥ機能を持ちます。
入力コメントウィンドゥ |
出力コメントウィンドゥ |
入力コメント(1子画面あたり) |
入力数 |
入力コメント数合計 |
出力コメント(1レイアウトあたり) |
15個 |
最大 48ch |
最大 720個 |
160個 |
- 【入力コメントウィンドゥ】
- 子画面に設定された入力(1~48)に紐づいて表示するコメントウィンドウです。
子画面の入力・位置・サイズを変更すると変更に応じて入力コメントウィンドウの表示も変更されます。
子画面1個につき入力コメントを15個まで設定できます。
- 【出力コメントウィンドゥ】
- レイアウト毎に表示するコメントウィンドウです。
レイアウト1個につき出力コメントを160個まで設定できます。
入力ユニット
REAR基板、SCALER基板、OUT基板で構成し、主な機能としてはSDI入力部、48ch入力マトリクス、画像リサイズ、オーディオレベルバー合成などを行いSDIで出力します。
最大実装時、48chの入力をレイアウトが異なる分割画面で4系統出力します。
≫フロントパネル
※フロントパネルを開いた状態
≫リアパネル
≫仕様(REAR基板:IN-REAR-48)
SDI受信回路を48個搭載します。
◆入力信号コネクタ
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BNC×48個 |
◆入力信号
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SD/HD/3G-SDI 59.94Hz |
◆入力音声信号
|
エンベデッドオーディオ8ch対応 |
≫仕様(SCALER基板:IN-SCALER-8)
入力8系統のリサイズ、合成処理を行います。
入力ユニットに最大6枚実装可能で、最大48chの子画面を出力可能です。
◆その他機能
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SDI受信 |
SD/HD/3G-SDIを受信します。(自動判別、混合可能)
※3G-SDIは LevelA/1080p/4:2:2 対応。 |
オーディオバー表示 |
エンベデッドオーディオを分離しオーディオバーとして合成します。 |
IP変換 |
動き適応型IP変換を搭載しなめらかな動画を実現します。 |
リサイズ |
任意位置、サイズに変換します。 |
≫仕様(OUT基板:IN-OUT)
SCALER基板からの信号を4系統の3G-SDI信号にして、出力します。
また、出力ユニットからの制御を各基板に伝達したり、出力ユニットに伝達します。
入力ユニットに1枚必要です。
◆出力信号コネクタ
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BNC×4個 |
◆出力信号
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3G-SDI |
◆制御コネクタ
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RJ-45×1個(TCP/IP) ※出力ユニットと接続します。 |
◆SNMPコネクタ
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RJ-45×1個(SNMP) ※入力の信号状態などのトラップを発報します。 |
≫仕様(筐体:MV-550-ITN)
◆外形
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W430×H88×D576mm 2Uラックマウントサイズ |
◆電源ユニット(MV-550-IPU)
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2個実装可能です。(2個でリダンダント、フロントメンテナンス可能です。) |
◆重量
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約11kg |
◆消費電力/皮相電力
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約321W/324VA |
出力ユニット
DVI基板、CNT基板で構成し、主な機能としては、チャンネル名称合成や背景、インジケータ合成などを行います。
モニターに合わせて、DVIやSDI信号に変換します。
外部(上位)からのコマンドを受信し、入力ユニットを含む各基板の制御を行います。
また、オプションのGPI基板を実装することで、接点での制御が可能です。
≫フロントパネル
※フロントパネルを開いた状態
≫リアパネル
≫仕様(DVI基板:OUT-DVI)
チャンネル名称、ロゴ、背景、コメント表示、インジケータ表示を合成します。
モニター解像度に合わせたスケーリングを行い出力します。
出力ユニットに最大4枚実装可能で、4個のモニターへの出力が可能です。
◆SDI入力コネクタ
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BNC×1個 |
◆SDI入力信号
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3G-SDI 59.94Hz ※入力ユニットより入力 |
◆DVI出力コネクタ
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DVI×1個(DVIデジタル) |
◆DVI出力信号
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DVI 最大 1980×1080P
※ケーブル長の制限があります。
※DVI-HDMI変換ケーブルを使用することで、HDMIモニターに出力可能です。 |
◆SDI出力コネクタ
|
BNC×1個 |
◆SDI出力信号
|
HD-SDI 59.94Hz |
◆その他機能
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時計表示 |
アナログ時計とデジタル時計を合成します。 |
≫仕様(CNT基板:OUT-CNT)
外部(上位)からのコマンドを受信し、入力ユニットを含む各基板の制御を行います。
◆外部制御コネクタ
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RJ-45×1個 |
◆制御方式
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TCP/IP |
◆入力ユニット制御コネクタ
|
RJ-45×1個 ※入力ユニットと接続します。 |
◆制御方式
|
TCP/IP |
◆LTC入力コネクタ
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BNC×1個 |
◆LTC入力信号
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LTC(SMPTE 12M) |
◆RS-232Cコネクタ
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D-SUB9ピン(オス)×1個 |
◆RS-422コネクタ
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D-SUB9ピン(オス)×1個 |
※RS-232C/RS-422は枠色、タリー、文字変更などの制御用です。 |
◆その他機能
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LTC入力 |
LTC信号を受信し、アナログ時計とデジタル時計の情報をDVI基板に出力します。 |
TCP/IP |
機器の設定などを行います。 |
≫仕様(GPI基板:OUT-GPI)
接点入力基板です。接点入力をデジタル・アイソレーション回路で受信します。
OUT-GPI基板2枚で144接点を入力可能になります。
◆接点入力コネクタ
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ヒロセ電機社製 DXシリーズ50pin×2個 (72接点入力)
基板実装コネクタ:XD10A-50S(50) レセプタクル |
※接点入力は枠色、タリー、文字変更などの制御用です。 |
≫仕様(筐体:MV-550-OTN)
◆外形
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W430×H88×D442mm 2Uラックマウントサイズ |
◆電源ユニット(MV-550-OPU)
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2個実装可能です。(2個でリダンダント、フロントメンテナンス可能です。) |
◆重量
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約9kg |
◆消費電力/皮相電力
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約200W/204VA |
※仕様及び外観は改良のため、予告なしに変更することがあります。
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